海外旅行保険はどれぐらい重要なのか?上手な利用方法を考える

海外旅行の準備には、何かと出費がかさむものですね。何かで旅行費用を節約できないかと考えたとき、「海外旅行保険、いらないかな?」と思う人は多いと思います。
旅行中に「何も起こらなければ」、確かに必要ありません。しかし保険というものは、万一のときの備えのためにあります。できるだけ加入料を抑えつつ、万一のときの補償を効果的に受けられる方法はないか、考えてみたいと思います。

目次

加入する必要があるのだろうか?と迷ってしまう海外旅行保険

海外旅行保険の加入費用は、1週間程度の旅行期間でも1人につき3000円〜5000円かかります。そしてたいていの旅行では特に悪いことは起こらず、保険に守られた有難みを感じる機会はないまま終了するものだと思います。
「必要だと言われて加入してもいつも使わないのだから、必要なものなのだろうか?加入しなくてもよいのではないか?」と思ってしまうのも仕方がないと思います。

実際にトラブルに遭ってみるまで、海外旅行保険の大切さには気付けない?

しかし、保険に加入しなかったときに限って、なぜかトラブルは起こるものです。
私自身の経験でもそうでした。何度も海外旅行をするうちに、なんとなく「慣れた」気になり、旅行準備も大雑把でした。スリで有名な街へ行くことは十分理解しながらも、「クレジットカードに海外旅行保険がついていたはず」と思い込んで確認しないまま、旅行に出かけてしまったのです。
そして、いざ現地でトラブルに巻き込まれてから、保険会社に事故報告をするためにと補償内容を確認してみたところ、よりによって今回必要な「携行品損害」や「治療費用」が、一切ついていないことに気づきました。

航空会社と提携のカードなら「海外旅行保険の補償も便利なように考えられてついているはず」と思い込んでいたことも、落ち度です。お手持ちの補償内容をよく確認し最低限必要であろう補償が欠けている場合は必ず、別途海外旅行保険に加入しましょう。

以上は、海外旅行経験50回を超えたあたりの出来事です。それまでも小さなトラブルで海外旅行保険のお世話になることはあったのですが、「最も必要だったときに、旅行保険がなかった」このトラブルを経験してから、海外旅行保険の大切さをより身に染みて感じています。

どんなに注意して行動していても、トラブルに「巻き込まれる」のを避けることは不可能

私が巻き込まれたトラブルは、「運が悪かった」「偶然その日その時間にたまたまそこにいたからターゲットにされてしまった」もので、発生を避けることはできない状況でした。
50回以上も海外旅行をしてれば当然、平和な日本だけで生活している人や一般的な旅行者よりは確実に、その場が危険な雰囲気であることを察知する能力や、トラブルの可能性を無意識に避ける能力が身についていただろうことは自負しています。この日も外出前には観光中に起こるかもしれないトラブルを想定し、さまざまに対策をして出かけました。
にもかかわらず、世界的な観光地として人気がある街で、まるで無防備だったかのようにあっさり被害者の仲間入りをしてしまったことが何よりショックでした。相手が何枚も上手だったのです。
避けられないトラブルも、本当にあるのだという現実を突き付けられました。

外国では、日本の常識が通用しないことも多い

規模の大小はあれど、旅行を続けている限りすべての人にトラブルはいつか必ず起きます。そんなとき外国で怖いのは、トラブルに対処しようとしたときに、「日本でできて当然のことがほとんどできない」ことと、「日本国内で培ってきた常識が必ずしも通用しない」ことです。
トラブルに遭わないように気を付けることはもちろん大切ですが、万一遭ってしまった際に対処できる準備をしておくことは、もっと大切です。それが、「海外旅行保険」です。

海外旅行保険には、必ず加入するべき

海外旅行保険に加入していれば、緊急連絡用窓口のスタッフに24時間いつでも頼れます。現地のどこへ問い合わせれば助けてもらえるのか、素早く日本語で案内してもらえます。
特に個人手配旅行は、旅行会社の窓口や現地係員のような「日本語で頼れる人」が現地に一切いないことになるため、この24時間いつでも助けてくれる窓口の存在は、より大きくなります。

保険料の3000円や5000円で、「トラブル対応専門コンシェルジェを雇って、待機してもらっている」と考えてはいかがでしょうか。安心して旅行を楽しむためには必要な費用であると思います。現地で助けてもらえるだけでなく、帰国後はお金で補償もしてもらえます。
海外に出かけるすべての人に「海外旅行保険は、必ず加入するべきである」とお勧めしたいです。

海外旅行保険への加入は日本を出発する前にしかできない
海外旅行保険は、旅行が始まってから加入することはできませんのでご注意ください。一番遅くても、国際線の飛行機に乗る日本国内の空港の保険会社の窓口で加入手続きを済ませましょう。

どのような保険を選べばよいのか

可能な限り加入費用を抑えつつ、十分な補償内容の保険を選ぶためには、ご自身で少し保険について知る努力が必要です。どのような旅行をするのかはご自身が選ぶのでしょうから、保険も旅行中の行動に合わせて、トラブルが起きそうなところには高い補償がつくように組めればベストです。

ここのところ、海外旅行保険を提供する保険会社各社では、通称「バラ掛け」と呼ばれる、必要な保障だけを選んで組み合わせて加入できる仕組みが確立されており、ネットで申し込みできます。個人手配旅行の方には特に、セット保険よりも断然こちらがお勧めです。
セット保険は万人に向くように考えられている半面、必要のない補償までついてその分加入料が割高になっていることがたいへん多いため、注意が必要です。
とりあえずはセット保険にそのまま加入するのでも、全く加入しないよりはずっとよいのですが、何度も海外旅行をする人でしたら、補償内容や補償金額の意味を理解して、自分で選択するやり方を覚えた方が、加入料は大幅に節約できることになります。

例えばJTBグループのジェイアイ傷害火災「たびほ t@biho」では、おすすめプランが表示されたあと、保障の金額を上げたり下げたり選択できる「おすすめプランカスタマイズ」が可能です。「たびほ」のおすすめプランは万人向けのセット保険と言えます。それをベースにして、利用者が好きなように補償金額をカスタマイズできるのは、とても分かりやすいし便利です。

「最高1億円」は、よい保険ではない?

よい海外旅行保険は、必要なところに十分な金額の補償がついている保険です。必ずしも「最高1億円」の目立つキャッチフレーズがついている保険も見かけますが、必ずしもよい保険とは言えません。
「最高1億円」が適用されるのは、「死亡・後遺障害」です。しかもこういう保険に限って、なかなか適用にならない条件が小さく読みづらく書かれているものです。
また短い期間の旅行中に、死亡することは本当に稀ですし、死亡保障は旅行保険にかけなくても、別の生命保険で加入していれば十分なのではないでしょうか。
海外旅行保険は、それよりも「旅行中ならではの補償」に重点を置くべきです。

どのような内容が補償されていればよいのかは、旅行の目的や期間によって多種多様

例えば旅行中に、スキューバダイビングや登山など、怪我を負う危険性が高かったり運が悪ければ遭難やしたり、といったスポーツをする場合は、「治療費用」を高めにしておく他に、万一捜索される事態になったときにその費用を保険会社が支払ってくれるような補償「救援者費用」をつけておいたほうが安心です。

また、リゾートホテルに滞在して敷地から一歩も出ずに、ただただリラックスする目的の旅行なら、万一体調を崩してお医者様にかかるときの「治療費用」と、スーツケースやカメラなどの身の回り品が壊れたときの修理費用をカバーしてもらえる「携行品損害」程度の保険があれば十分でしょう。先の「救援者費用」はいりません。

3泊5日の旅行と、7泊9日の旅行なら、旅行中に事故に遭う可能性がより高いのは、期間が長い方の旅行です。「治療費用」や「携行品損害」の補償は十分な金額を選びましょう。
このように、目的や期間によって高い補償が必要なポイントは変わってくるのです。

再び経験談ですが、絶海の孤島リゾートに滞在する予定があったとき、万一最寄りの国の医療設備が整った病院まで緊急搬送される事態になったら費用はどうなるか?と調べてみたことがあります。このときは、「もしヘリを出動させたとしたら、1千万円ぐらいの費用はかかる」ことが判明しました。
また例えば、交通事故などに遭って、最新の医療設備が整う集中治療室で数日手当てを受けたとすると、1千万円ぐらいはすぐに超えるそうです。

女性で妊娠中または妊娠の可能性がある方は要注意

女性の場合、妊娠・出産・早産・流産に関連する治療費や入院費は、「治療費用」の補償の対象外となる保険会社がほとんどであることは、ぜひ覚えておいたほうがよいです。
ちなみに「たびほ」では、補償対象となっています。妊娠してからのハネムーンや海外挙式を予定されている方は特に、じっくりとこの規約を読んで保険を選ぶことをお勧めします。

海外旅行保険の補償項目(基本編)

海外旅行保険の補償内容のうち、必ず内容を知っておくべき項目について説明します。
同じ名称がついていたとしても、どこまでの範囲が補償の対象となるのかは、加入する保険会社によって異なります。「保障されると思い込んでいたのに、実は補償されなかった」ことで自己負担が発生することが、最も困ります。補償範囲は契約時にご自身でよく確認するようにしましょう。

傷害死亡・後遺障害

旅行中に事故に遭い、その際に負ったケガが原因で、事故の発生の日から180日以内に死亡した場合か、後遺障害が発生した場合に保険金が支払われます。
補償金額は、1000万円ぐらいから1億円ぐらいまでありますが、最近は3000万円が一般的のようです。

治療費用 傷害/疾病

旅行中にけがや病気で現地の医療機関を利用した際に、診察費、薬剤費、検査費、入院費、手術費、緊急移送費などが補償されます。海外は医療費が高額なうえ、救急車も有料で高額です。これらもすべて補償されるのは安心ですね。
また、医師の診察後に旅程に復帰できずにホテル代の延泊費用がかかったり帰国の航空券の手配が別途必要になったりした分も補償されることがあります。
先の、集中治療室で治療されることなどまで考慮すると補償金額は700万〜1千万円ぐらいあってもよいと思います。
先にご紹介した「救援者費用」がこの補償に組み込まれている場合もあります。必要かもしれない旅程だとしたら、できるだけ高額の補償を選ぶことをお勧めします。

携行品損害

海外旅行保険の補償うち、実際に最もお世話になる機会が多いのはこちらです。
「ヨーロッパでステキな石畳の道を散歩中、手が滑ってスマートフォンを落として、画面が粉々に割れてしまった」「水中撮影用に持ってきた防水カメラが浸水してしまい、途中から撮影できなくなった」、もっとよくあるのは、「航空会社に預けたスーツケースが壊れて出てきた」・・・。このように身の回り品に損害が発生したときは、帰国後に修理費用や購入金額の一部が補償されます。
破損の原因がご自身の不注意によるものだったときにも、補償されます。逆に「旅行中にたまたま、自然に壊れた」ものは補償の対象になりませんのでご注意ください。

最近は、スーツケースやWi-fiルーターなど、レンタルしたものを旅行に持参する機会も多くなっていますね。このような品が旅行中に壊れたときにも、この「携行品損害」の補償を利用できます。
補償金額は、10〜30万円ぐらいが一般的です。ちなみに、旅行へ持参する品物の金額以上の補償はかける必要ありません。

なお、メーカーや修理業者に修理費用の見積もりをもらった際に、「修理不能」と判断された場合は、購入金額の時価額が支給されます。時価額とは購入時の価値(購入価格)から使用期間1年ごとに少しずつ価値が下がっていくことを加味した金額のことで、電子機器やスーツケースの場合は、1年経過ごとに購入価格の10%が引かれて時価額とされます。例えば購入時3万円だった防水カメラが3年利用後に浸水して修理不能となった場合は、保険会社からは3万円-10%(3000円)×3年=「2,1000円」が支給されることになります。
この金額はあくまでも計算例ですので、実際の支給金額は保険会社窓口に確認してください。

個人賠償責任

旅行中の偶然の事故により、他人にけがをさせてしまった、ものを壊してしまったなどのケースがお金で補償されます。
「お風呂のしくみの異なる外国でうっかり、バスタブのお湯をあふれさせて客室の床を水浸しにしてしまった。そのうえ下の階にまで水漏れの被害が及んでしまったことで、ホテルから損害賠償請求をされた」そんなときに、この補償で助けられたケースもあったようです。
補償金額は、無制限になっているものが多いと思います。いつお世話になるか分からない補償ですから、高額補償をつけると安心です。

海外旅行保険の補償項目(応用編)

昨今の国際情勢や利用者のニーズが反映されて、新しいタイプの補償も増えています。本当に便利なのか?中身はそうでもないのか?確認していってみたいと思います。

航空機寄託手荷物遅延費用

空港の手荷物受取所(バゲージクレーム)で、預けたはずのスーツケースが出てこない!「ロストバゲージ」決定です。6時間以上荷物を受け取れず、身の回り品を現地で購入する必要が出てきたとき、96時間以内に購入したものに関して費用が補償されます。
補償金額の上限は1〜2万円程度です。10万円という保険もあります。

私の経験ではロストバゲージは、日本への帰国時にばかり起きています。空港のハンドリングスタッフの技量の差だったりもするのではないかと考えています。この補償の対象は「旅行先で」のため、帰国時のロストバゲージは対象外です。また日本から直行便利用のときは、必要性は感じません。
しかし、乗り継ぎ便利用のときには発生率が高まります。どこの空港で乗り継ぎするかによっても加入するかどうか決めるとよいと思います。

航空機遅延費用

利用を予定していた航空機が6時間以上遅延したことで発生する旅程変更に伴う宿泊費、食費、交通費、参加できなくなった現地ツアー等のキャンセル料が補償されます。
LCCでない限り、飛行機が遅れたときには航空会社が振替の飛行機や宿泊費、食費等を負担してくれることになっていますので、まずは航空会社と交渉するのが先ですね。それで済めば保険は必要ないことになります。またこの保険は、補償額上限が1万円〜多くても2万円程度と高くはないため、わざわざ加入する価値があるかどうかは、意見が分かれるところだと思います。

テロ等対応保険金

世界中で、日本人に人気の有名観光地でも容赦なく無差別に発生しているテロは、どんなに旅慣れていようと、どんなに注意深く行動していようと、運とタイミングによって誰にでも、巻き込まれてしまう恐れがあります。しかも最近は、巻き込まれる可能性がより高まっていると言えます。これこそが、加入するべき保険でしょう。
「ジェイアイ傷害火災保険株式会社」の「テロ等対応保険金」の補償内容は、「テロ等対応保険金日額×帰国遅延日数(10日限度)」とだけになっていて、「テロ等対応保険金日額」がいくらなのかは、詳しい約款の方にも説明がありませんが、起こったテロの被害の規模やテロが起きた国の物価などによって変動するしくみなのでしょうか。もしテロに巻き込まれてしまったとき、滞在している街の交通機関が止まってしまったり、空港が閉鎖されてしまったりなどして帰国が遅れる間の、宿泊費や食費といった滞在費をカバーできるぐらいの支給があるとしたら、たいへん有効な保険だと思います。

なお、交通機関が止まって帰国できなくなった理由がテロではなく悪天候や自然災害だった場合には、この保険では補償されません。海外旅行保険はこのように、損害の結果ではなくその発生原因で補償の可否が決められる傾向がありますので、補償内容を理解する際には全体通して注意していただきたいと思います。

旅行キャンセル費用

急に病気になったり身内に不幸があったりなどして旅行に行けなくなってしまったとき、キャンセル料が戻らない旅費や宿泊費、オプショナルツアー等の代金が補償されます。保険金の請求には旅行に行けなくなった理由の証明の提示が必要です。
出発直前に渡航先の国で、大きな災害やテロ、戦争などが発生してフライトが欠航になるなど、旅行するのが難しい状況になった際にも補償されます。
フライトの欠航については、航空会社が払い戻し等の対応をすることもありますが、旅行代理店で購入した格安航空券は対象外の場合もあります。近年、日本人にも人気の観光地がある国で、火山の噴火や地震、また突然のテロ、暴動の発生などのニュースが多く聞かれるようになりました。加入しておいてもよい保険だと思います。

「事故証明」が必要。帰国後に気付いたとしても、あきらめるのは早い?

上記いずれも、保険会社に保険金を請求するためには、申請書と一緒に事故があったことを証明するための書類の提出が必要になります。病気や怪我なら医師の診断書、スリや盗難に遭ったのなら現地警察が発行するポリス・レポート(事故証明書)、スーツケースが壊れたら航空会社発行の破損証明書などです。
申請への必要書類は該当する補償によって異なり、各保険会社から詳しい説明資料も出ています。

なお、「書類をもらってこなかったから、保険金請求できない」と、あきらめるにはまだ早いです。
近頃は、海外から問い合わせても臨機応変に証明書発行に対応してくれるところも出てきています。例えば、アメリカ・サンフランシスコ警察では実際、Eメールのみのやり取りで盗難の証明書を発行してもらうことができました。保険金もちゃんとおりました。
英語力と交渉力が若干必要ですが、あきらめずにダメ元と思ってトライしてみると、海外旅行保険を有効活用できる結果になることもあります。

クレジットカード付帯保険との上手な付き合い方

海外旅行の必需品は、「パスポート」と「クレジットカード」、そして「海外旅行保険」ですが、多くの種類のクレジットカードには、カード付帯サービスのひとつとして「海外旅行保険」がついていることがあります。
特徴を知ればより有効活用できることになりますね。基本的な特徴を確認してみたいと思います。

死亡保障以外の補償の上限金額は合算可能

複数枚のクレジットカードを所有していて複数の異なる保険会社が引受元になっている海外旅行保険が付帯している場合は、死亡保障以外の補償金額を合算できます。例えばカードAに治療費用が「100万円」ついていて、カードBには「200万円」ついているとしたら、万一のときには最高「300万円」の補償が受けられることになります。

補償が低い場合は、保険会社に海外旅行保険をバラ掛けして補う

そしてさらに、バラ掛けの保険の補償もこれに合算することができます。このため、まずはすでに持っているクレジットカードにどれぐらいの補償がついているかを確認してから、補償金額が心もとないと感じる部分の追加の保険の加入を考えた方が、効率が良いですし加入費用も安く済むことになります。

保険サービスの「自動付帯」と「利用付帯」に注意

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、ただカードを持っているだけで万一のときには海外旅行保険の補償を受けられる「自動付帯」と、海外旅行のツアー代金や交通費、宿泊費の支払いにそのカードを利用した時にだけ海外旅行保険が有効になる「利用付帯」があります。最近の保険付帯クレジットカードは利用付帯のタイプが多くなっていますのでご注意ください。
また、先にご紹介した「最高1億円」も、これだけ利用付帯で、カードでの旅行代金の支払いをしなかった場合には、補償が5000万円に引き下げられるという条件がつくような場合もあります。

カード付帯保険は、補償内容と利用方法を把握しておくことも大切

カード付帯保険は加入手続きの手間がなくて便利な反面、私の失敗談のように補償内容に無頓着になりがちです。補償内容は旅行前に確認して把握しておくようにしましょう。
クレジットカードに加入して、海外旅行保険が付帯するカードが手元に届くときには必ず、海外旅行保険の補償内容の説明のリーフレットがついてきますから、一通り内容を確認したあとは、海外旅行に必ず持っていくスーツケースの中に保管しておくなどして、旅行に必ず持って行けるようにすれば、必要になった時すぐに確認できて安心ですね。
海外のネット接続事情は、いつもすぐつながって必要な情報にアクセスできるとは、限りません。対処方法を調べようとして対応が遅れ、盗まれたカードを不正利用されるなど、二次被害が拡大するようなことにはならないようにしたいものです。

保険金請求時には、「自己負担額」がある

海外旅行中に万一のことが起きてしまい、帰国してから保険会社に保険金の請求手続きをする際、カード付帯保険の場合は「免責」というきまりがあって、1回の事故につき3000円程度の自己負担を求められます。
例えば、スーツケースの修理費用が5000円かかる場合、3000円免責なので保険金として支払われるのは2000円のみです。これに関しては保険加入料の負担がなかったためだと割り切るしかないでしょう。

年2〜3回旅行するなら、保険利用目的でゴールドカードを作ってしまうのも手

1年に2〜3回海外旅行をする方は、海外旅行保険に2〜3回加入する予算があれば、充実した補償の保険が自動付帯している「ゴールドカード」の年会費を支払えますよね。ゴールドカードには海外旅行保険のほかに、空港ラウンジの利用や手荷物宅配無料といった海外旅行する人に便利なサービスもついていることが多く、保険同様旅行の際毎回利用できるためことになるため、年会費の元を取る以上の恩恵をすぐ受けられます。
初年度年会費無料のキャンペーンがあるゴールドカードもときどきあります。このようなカードを見つけて加入できたら、最初の1年間はこれらのサービスも何度でも無料で利用できることになります。
加入のタイミングを見計らって上手に活用したいものですね。

旅行中、現地から事故報告するときは「コレクトコール」を利用しよう

意外に思いつかないのですが、例えば旅行先で盗難に遭い、日本の保険会社の窓口に事故報告するときや、日本のクレジットカード会社や銀行へカード類の緊急利用停止の手続きを依頼するときは、コレクトコールを利用できます。ぜひ覚えておきましょう。
何か所にも国際電話をかけることになりますが、1件ずつ本人確認などで時間がかかるため、普通の国際電話通話だとかなり高額の通話料がかかってしまうことになります。
また、「スマホのskypeやLINEだとつながらない」など困っているうちに、盗られたカードを不正使用されてしまうかもしれません。スマホを使うよりは、ホテルの部屋や手近なお店の普通の電話からコレクトコールで国際電話したほうが、速いし確実、通話品質も高いです。
コレクトコールのかけかたは、「地球の歩き方」といった本のガイドブックを持参していれば、それにたいてい載っています。その国専用のアクセス番号がすでに載っているので調べる手間もないです。ぜひ活用していただければと思います。
(ただし、日本人もよく行く観光地で「パラオ」は、なぜかKDDIのコレクトコール「ジャパンダイレクト」に対応していないので要注意です。他にもマルタ、モナコ、スウェーデン、ブラジルといった意外な国(?)も対応していません。コレクトコールが使えない場合は、通信費がかかる普通の国際電話になります。出発前に、渡航先の国にはコレクトコール用のアクセス番号があるかどうか確認したほうがよいと思います。
KDDIアクセス番号一覧: http://www.001.kddi.com/accessnumber/index.html)

まとめ

海外旅行保険は、パスポートのクレジットカードの次に並ぶ、海外旅行の必需品であること、認識いただけたとしたら幸いです。そして加入したなら旅行中に最大限に活用できるよう、この記事が参考になればと思います。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

トラベルバトラーサービス代表/20組様旅執事/旅行情報メディア運営