修善寺温泉

文豪も通いつめた、伊豆半島最古の温泉地「修善寺温泉」 

あふれる緑の山々と美しい狩野川が流れる伊豆修善寺、穏やかな気候と溢れる自然が魅力的な修善寺は、古くから文豪にも愛された温泉街です。

伊豆半島には数多くの温泉地がありますが、その中でも修善寺温泉は最古の温泉と言われているそうです。

その修善寺温泉のほぼ中央を流れる桂川、その川沿いにある散歩道はとても風情があります。

修善寺へきてまず立ち寄りたいのが、北条政子が息子頼家の冥福を祈るために建立した菩提所の「指月殿(しげつでん)」です。
指月殿の建物は、伊豆では最古の木造建築だそうで、境内には頼家の墓があります。
頼家は18歳の時に、鎌倉幕府の二代将軍になり、その後政争に巻き込まれ修禅寺に幽閉され23歳の時に暗殺されてしまいます。
頼家の家臣13人が、頼家亡き後6日後に謀叛を企てますが、挙兵前に葬られてしまったそうです。
境内の高台には、その十三士の家臣たちの墓も祀られています。

自然が奏でる心地よいサウンドに酔いしれる

修禅寺前に流れる桂川の遊歩道「竹林の小径(ちくりんのこみち)」は、青竹に囲まれた京都の嵐山にいるかのような錯覚を覚える場所です。

竹の葉がそよ風に吹かれると、とても耳触りの良い音に全身が包まれます。
青竹に囲まれた小径の中を吹く風は、とてもひんやりしていて、夏場でもとても涼しく過ごせます。
竹林の中央には、大きな竹の円形ベンチがあり、そこに座り竹林を通る風と360度の竹林の風景を楽しむのも格別です。
小径は、およそ400mと短い距離ですが、心落ち着くひとときを満喫することができることでしょう。
日没後は23時までライトアップされており、幻想的な竹林の風景に出会うことができます。

小径を抜け、桂川に架かる朱色に塗られた欄干の別名「寄り添い橋」と呼ばれる「楓橋」。
桂川には赤い橋が5つ架かっており、願いをかけながら全ての橋を渡り修禅寺でお参りをすると恋愛が成就されると言われているそうです。

「修禅寺」は、平安時代初期の807年に弘法大師によって開創された古刹です。
修禅寺の山門の階段を上りますと、山門の両脇に寺の入口の守護として金剛力士像が立ち並び、正面には本堂があります。

修禅寺のすぐそば、寺と桂川の間には桂川で病の父の体を洗う少年のけなげな行いに、弘法大師が心を打たれ、独鈷(仏具)で川の中の岩を叩き湯が湧き出したと言われる伊豆最古の温泉「独鈷(とっこ)の湯」があります。

修善寺温泉の伝統と風格のある温泉旅館2選

あさば旅館

「修善寺」に520年以上も続く温泉宿「あさば旅館」は、悠久の歴史という時の刻みとともに存在する、大人の癒しの空間です。

白を基調としたラウンジは、シンプルでモダンな内装が心を落ち着かせてくれます。

旅館の池に浮かぶ能舞台こそが、あさば旅館のシンボルです。
日本を代表する名旅館という評判は、まさにこのあさば旅館にあるといっても過言ではないでしょう。

ロビーは明るく開放感があり、ロビーの大きなガラス戸の向こうに見える深い緑に囲まれた池の上には能舞台が現われ、非日常の世界へとゲストを誘ってくれます。

日本の美しい伝統と自然を愛する心が創り出すくつろぎの客室

数寄屋造りの客室は、とても落ち着いた雰囲気があり、歴史ある旅館ではありますが部屋の済み済みまで、よく手入れが行き届いた清潔感漂う空間です。

広縁が魅力的な客室「浅葱」からの眺めは、庭の池と能舞台が見えます。
間取りは、12畳+リビング12畳の75㎡、板間のリビングと和室のある和洋折衷の部屋です。

上質で洗練された雰囲気を醸し出す客室「藤」は、春には枝垂れ桜が室内から愛でられる、池と庭に面した間取り8畳+6畳61㎡の風格あるとても美しい客室です。

正統派の日本料理に舌鼓を打ち、温泉で心も体も癒される

上質な素材を吟味して調理された逸品の数々、料理は見た目シンプルですが、そこには最高の味覚を味わう状態で提供されています。

秋には、人気メニューの鱧の骨からじっくりと出汁をとった鱧と旬の松茸を使用した鍋は人気の一品です。

竹林を潜り抜けてくる風が、とても心地よく感じる野天風呂は、源泉掛け流しの温泉です。
内風呂の大浴場と併せて、湯につかりながら池を望み自然が織りなす四季の変化をお楽しみいただけます。

温泉でゆったりと過ごし美味しい料理に出会う至福の時をお約束する「あさば旅館」。
歴史ある旅館のシンボル的存在「能舞台」と野鳥が訪れる大池の借景は、とても風情のある眺めが愉しめます。

柳生の庄

里山の風情が漂う数寄屋造りの建築様式を誇る、究極の名宿「柳生の庄」は、料亭仕込みの本格割烹料理が自慢の高級旅館です。

温泉街の喧騒からは解き放たれた、静かな場所に建つ柳生の庄は、少し奥まった立地の閑静な里山の情緒をふんだんにとりいれた造りとなっています。

武士道の精神に基づいた「柳生の庄」では、日本のおもてなしの心を宿で表現したいという想いを込めて、ゲストを非日常の世界へと誘う趣向が満載です。

古典的な風情を楽しめる数寄屋造りの客室と本格的な和食の数々

柳生の庄は、全15室すべての間取りや佇まいが異なる造りとなっており、客室から見える景色も、趣の違う修善寺の美しい里山の情緒を楽しむことができます。

柳生の庄の前身は、実は都内の有名な料亭であることから、宿に泊まり充実した食事のひと時を味わうことができます。

石焼料理や胡麻豆腐、季節感をとりいれた地のものを取り入れた一品料理の品々。

孟宗竹を使用した筍と小鮎の一刀竹盛、その他にも趣向を凝らしたメニューが豊富にあります。

美肌の湯で心も肌も潤いを実感する

修善寺温泉の泉質は、とてもやわらかい美肌の湯と言われます。

「柳生の庄」の大露天風呂は「つうの湯」と「武蔵の湯」の2つに分かれており、武蔵の湯は竹林、秋は紅葉に囲まれながらの入浴が可能で、つうの湯は初夏にはつつじ、夏は百日紅、冬の南天とまさに里山の季節の移り変わりを花々を愛でながら湯につかることができます。

修善寺の竹林の中に造られた「柳生の庄」は、里山の風情と純日本建築に絶品の料理でゲストにおもてなしの心を提供しています。

温かくやすらぐ、気のかよう宿として、国内外のVIPも訪れるというワンランク上の名宿「柳生の庄」で、普段の生活では味わうことのできないあなただけの極上のひとときをお過ごしください。

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

トラベルバトラーサービス代表/20組様旅執事/旅行情報メディア運営